さて、このページではもう1つの入試対策講座、「特色検査対策」の説明をいたします。こちらも選択講座となり、必修ではありません。
特色検査対策
9月23日(水)・9月24日(木)
19:00~21:30
・費用(税込)
教材費10,600円
授業料3,850円/日×2回=7,700円
模擬試験会社による採点費用3,300円
費用請求は9月中旬を予定しております。
・使用教材
当日配布します。
現在、神奈川県内の公立上位高校受験には、特色検査が必須となっています。いわゆる「教科横断型」が主流となっています。一般的な論文形式だけでなく、英語の長文読解、資料やグラフから読み取るなど、いろいろな問題が出題されています。
基本的な論文に対する考え方を指導しますし、グラフ読み取りの練習もします。ここではちょっと違ったアプローチをお話しします。これまでにかなりの特色検査解答用紙を見てきました。内容はともかく、とにかく読みにくい文章が多いのです。
例を挙げてみましょう。どこがおかしい文章なのか考えてみてください。
「彼女は目を輝かせて話し続ける彼を見ていた。」
目を輝かせているのは「彼女」か「彼」かわかりません。
「彼女を目を輝かせて、話し続ける彼を見ていた。」
「彼女は、目を輝かせて話し続ける彼を見ていた。」
句読点を打つだけではっきりとわかります。
「きれいな桜のなみ木がならんでいます。」
「明日は曇りの見込みでしょう。」
「なみ木」は木がならんでいる状態です。「見込み」「でしょう」は同じ意味です。このような書き方を「重複」といい、とても読みにくい文章です。
「荷物はかならずリュックに入れて、トートバックなどで手をふさぐのは登山に向いていません。」
よくある文です。これは、2つの文を1つにまとめてしまった文です。
(1)荷物はリュックに入れるべきです。
(2)トートバックなどで手をふさぐのは登山に向いていません。
と分けた方が読みやすくなります。
「私の夢はパン屋さんになりたいです。」
主語は「私の夢は」ですが述語は「なりたいです。」になります。これはつながっていません。これを「文のねじれ」「ねじれの文」などと言います。
特色検査では、主に2点が気になります。
- 内容としてよくない(聞かれたことに答えていない、など)
- 文章として読みにくい(主語がない、句読点が多すぎる、接続詞の使い方がおかしい、など)
特色検査を採点する先生の立場になってみてください。内容も大切ですが、読みやすい文章を書くことも大切です。また、これがわかってくると、文章読解の能力が飛躍的に上がります。
日程ですが、上記以降はまだ未定です。参加希望者の予定を確認した上でお知らせいたします。日曜日や月曜日を予定しております。
Webサイトを新しく公開した後、ある保護者様から以下のようなLINEをいただきました。
「いつも思いますが、先生の文章は簡単でわかりやすくてとても読みやすいです。」
今まで20年以上、何枚も何枚もおたよりを書き続けてきた成果でしょうか。ありがとうございます。
特色検査対策にご期待ください。