11月27日(金)、中3の受験用成績が発表されました。これで中3は全ての成績が出揃いました。今回の成績を見てとても驚きました。例年よりも多くの生徒の成績が上がっていたからです。
生徒の成績が上がることは喜ばしいことです。しかし、例年と比較して「異常」と言えるほどの上がり方です。もちろん、変わらなかった生徒も下がってしまった生徒もいます。とはいえ、上がった人数もさることながら、10月の成績と比べて「2つ」「3つ」と上がった生徒も多数います。
素人ではありませんので「リーガル学習塾の結果です!!!!!」と威張るつもりは(あまり)ありません。これは少し冷静な分析が必要です。
まず、現制度では、中3のスケジュールは以下のようになっています。
- 6月に前期中間試験
- 9月に前期期末試験
- 10月に前期成績発表
- 11月に後期中間試験
- 11月に受験用成績発表
私の経験上、「10月の前期成績」と「11月の受験用成績」が大きく変わることはあまりありません。これは他の地域でも同様の傾向があります。もちろん絶対ではありません。
一夜明けて土曜日、中3の授業の時に改めて生徒に聞いてみました。もちろん、生徒も1日しか経っていませんので、まだ不明瞭ですが、気になる情報がありました。
- 単元テストの比率を低くしている
- 2回分の試験を重視している
今年はコロナの影響により、前期中間試験は「単元テスト」と名前を変え、7月に実施されています。この試験は、休校明けすぐに実施されています。確かに、その配慮として少し比率を低くするのは妥当な配慮のように思えます。
受験用成績が決定するまでに試験が3回あります。10月の成績は3回のうち2回の試験結果を踏まえてつけられています。あまり大きく変化しにくいのはその辺りが原因かもしれません。
コロナ禍により、9月の前期期末試験、11月の後期中間試験を重要視し、事実上2回の試験を元に成績をつけたのかもしれません。
まとめます。あくまで私の仮説ですが、
- 例年は3回の試験のうち、2回終了後に前期の成績がでていた。そのため、11月の後期中間試験1回で成績をあげるのはやや難しい。
- 今年は、2回の試験で2回の成績なので、例年よりも上がる可能性があった。
いかがでしょうか。この傾向は来年再現されるかどうかわかりません。現中2の生徒は、あまり期待しない方がいいでしょう。
さて、次に気になることは、「これは田奈中学校のみのバブルなのか?」です。もしも他中学校が例年のような成績のつけ方をしていた場合、「田奈中学校が受験に有利」になってしまします。田奈中学校近隣の学習塾は大喜びかもしれませんが、あまり好ましいことではありません。
この記事を読まれた他地域の方、あるいは他地域の中学生にお知り合いがいらっしゃる方、もしもよろしければ情報をいただけませんでしょうか。