いよいよ前期中間テストまで1週間です。テストのポイント、残り時間の過ごし方などです。ご参考までに。
英語
難易度:普通
主な試験範囲:be動詞、一般動詞、助動詞can
英語の試験は、ほぼ単語暗記の試験と言っても過言ではありません。暗記すべき単語熟語の量はかなり多いです(小学校の英語を全然覚えていない人はちょっと苦しいかもしれません)。あまり勉強せずに試験に臨むと、最初からかなり低い点数になってしまうため注意が必要です。小学生の頃のテストとは別物です。
単語暗記に快刀乱麻の解決策はありません。コツコツと単語カードをめくる、書いて練習する、塾の単語テストとその直しをちゃんとやるといった地味な作業を繰り返すのみです。家でも「暗記する時間」をきちんと確保して、「手を動かして練習」することが不可欠です。まずは、確実に出題される季節、誕生日、スポーツを優先的に書けるようになるまで練習しましょう。
文法に関しては、今年度からの教科書の改定で、一般動詞や助動詞canも最初の試験範囲に入りました。しかし、そうは言っても、I like ○○.やI can play ○○.など数パターンしか出題されないはずので、これらを暗記して、繰り返し必修テキストやワークで練習すれば問題はないはずです。
ピリオドの打ち忘れのようなミスも、練習の時から意識して気をつけて欲しいと思います。
数学
難易度:普通
主な試験範囲:正負の計算とその利用
全ての科目に言えることですが、「初めての試験は易しい」という時代ではありません。今年から教科書が新しく変わり、英語は間違いなく単語量が増えています。当然数学もけして易しい問題ではありません。小4〜小6くらいの間にきちんと準備をしておかないと、はじめからびっくりするような点数になってしまうこともあります。後から見直せば簡単なテストです。しかし、この時期にきちんと解くことは難しいテストになります。
計算問題がたくさん出題されます。もっとも多いミスは「符号」です。普段の計算練習から「+」「ー」をきちんと付けるようにしましょう。また、交換法則、結合法則、分配法則を利用した問題は、解答用紙に途中式を書くように指示されます。「絶対値」などの用語も必須です。ここ数年、最後にかなり難しい問題(魔法陣、小町算など)が出題されるケースがあります。これに対して対策をするよりも、他の問題を確実に正解できるようにした方が良いと思います。
国語
難易度:普通
主な試験範囲普通試験範囲:朝のリレー(詩)、野原はうたう(詩)、シンシュン(物語文)、ダイコンは大きな根?(説明文)、漢字の部首、言葉の単位(文法)
得点源は、まず漢字と部首の問題です。漢字は毎回20点分も出題されます。ページが指定されており、そこをきちんと練習すれば誰でも確実に得点できます。部首もいくつかの暗記をするだけです。読解力は関係ありません。
次に、詩です。これも「谷川俊太郎」と作者を漢字で書けるか、「擬人法」や「対句」と漢字で書けるかといったほとんど暗記の問題です。読解ではなく、暗記と反復練習です。物語文と説明文も出題されますが、試験で問われる部分はある程度決まっており、それらを中心に要点を押さえてストーリーと結論を把握しておけば高得点が取れるはずです。
そこで国語のワークです。ワークを解けば、ある程度何が問われるのかが予めわかります。また、ワークから全く同じ問題が試験に出題されているケースもよくあります。試験範囲のワークの演習は不可欠です。きちんと解いて、間違い直しをしましょう。
理科
難易度:易〜普通
主な試験範囲植物の分類、動物の分類
植物の分類はやや覚えにくい点もあります。「マツの花」などあまり馴染みの花ではありますが、試験には必ず出題されます。「被子植物と裸子植物」「単子葉類と双子葉類」など、分類上の特徴をきちんと確認しておきましょう。また、顕微鏡の扱い方は、まれに難問になることがあります。教科書の後ろに、顕微鏡についてまとめたページがあります。ここに書かれていることは、どんな細かいことでも見逃さずにしっかり暗記しなくてはいけません。動物の分類は少しだけです。量も少ないため、そこまで心配しなくても良いと思います。
きちんと暗記できれば十分に高得点の期待できる試験になると思います。
社会
難易度:やや難しい
主な試験範囲:世界の姿、日本の姿、人々の生活と環境
暗記量がやや多く、問題量の多い試験になることが予想されます。とはいえ、多くの問題は教科書の太字レベルの語句の暗記を問う試験となるはずです。単純暗記をコツコツやれば社会は高得点が狙えます。
しかし、地理分野は語句の暗記だけではなく、地図上の位置の暗記(赤道は何処か、インドネシアは何処かなど)、地図の見方の暗記(メルカトル図法や正距方位図法)なども必須です。必修テキストやワークの地図を使った問題演習を通して暗記を進めることがポイントです。漢字指定がある設問も予想されます。実際に漢字を書いて練習をしましょう。
時差の計算や日本の姿(領域、排他的経済水域、北方領土問題)なども出題されます。時差の計算は暗記では乗り切れません。問題を解いて、計算練習をしましょう。時差が理解できない場合は、それ以外の単純暗記(例えば領域の模式図など)を一つでも積み増した方が点数は上がると思います。
47都道府県や県庁所在地は小学校である程度暗記していることが前提として出題される可能性もあります。ただあくまで可能性なので、まずは確実に出るとわかっているものの暗記を優先的に進めた方がいいと思います。